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降誕節

編曲:国本佳宏

Disambiguation

降誕節 (The Nativity)
Found on WE WISH YOU A MERRY CHIRISTMAS album as track #5. And TOGAWA LEGEND SELF SELECT BEST & RARE 1979 – 2008 album as track #12 on Disc 3. This is the original version.
We Wish You A Merry Christmas- (降誕節)
Found on ベストセレクション album as track #2. This is a remix of the original version but was released over 15 years earlier.

賛美歌106番「荒野の果てに」

荒野の果てに夕陽は落ちて
たえなる調べ 天より響く
御唄をききし 羊飼いらは
馬船に臥せる 御子を拝みぬ
グローリア in excelcis deo
グローリア in excelcis deo
今日しも御子は 生まれたまいぬ
万の民よ 勇みて唄え
グローリア in excelcis deo
グローリア in excelcis deo

taken from ヴァリアス『WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS』
¥EN(アルファ)/1983.11.28/LP:YLR-28012 ⓟ1983 ALFA MUSIC, INC. Licensed by ALFA MUSIC, INC.

曲解説

実はこれ、メロディを一部間違えて歌っちゃってるんですよ。リリース後に気づきました。まっなくもってお恥ずかしい。¥ENレーベルでクリスマス•アルバムを作る企画が上がった時、「純ちゃんは何をやりたい?」と聞かれたので、「「降誕節」やりたいです」と素直に答えたら、歌わせてくれました。私、教会幼稚園だったから、クリスマスにはクリスマス会でイエス•キリストの降誕の劇をするわけですよ。その時の私の役が、天使。だけど、登場したらいちばん端っこにすっ飛ばされてしまいました。すごく存在感が希薄な子供だったので、写真でもクリスマス•ツリーの陰に隠れてしまっていましたね。でも一応初めてやった役が天使だったのは、ちょっと自慢かな。それに、人様の前で初めて歌った歌が賛美歌っていうのもちょっと素敵でしょ?

陸標

詞:上野耕路
曲:上野耕路

“陸標” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #11.

真昼の陸標 まばらな人影
抱き合うつがいよ
緑青覆く瞳を持つ
騎馬像の台座に伏しくちづけを

進化の前兆 淘汰の囁き
明かされる秘密

朽ち果てたオベリスクの影
瞳を舐め 指が這う

二時の鐘の音 揺れる樹々に囲まれ
声をあげても 鳩は飛び立たないの

四時の鐘の音 そうよ永遠に
厭くことを知らぬ ふたり

繰り返す ヴェヌスの日々

夢の端々

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“夢の端々” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #10.

思いおこせば 夢の端々
喜び 悲しみ 幾星霜
幸多かれと みかわす瞳
いっときの別れに 涙がおつる

あおき子よ 小手をかかげて
白きハンケチ ふりたまえ
今日 この場所 さようなら

思いかえせば 夢の端々
苦しみ 楽しみ 幾星霜
晴れがましくも 輝ける春
たがいの門出を 笑顔で飾る

あおき子よ 小手をさしだし
白き花束 受けたまえ
今日 この場所 さようなら

Belagerungszustand (戒厳令)

詞:太田螢一
ドイツ語訳詞: 天沼春樹
曲:上野耕路

戒厳令(デモ・テープ) is taken from GUERNICA IN MEMORIA FUTURI ~ゲルニカ20周年記念盤~ as track #14 on Disc 1
“Belagerungszustand (戒厳令)” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #9.

夜のアウトバーン 走り抜け
激しく降り続く雨の中
アスファルトは黑いビニールに
フロン卜・ガラスの水滴に
急を告げるカーラジオ

闇を引き裂く戒厳令
ぁぁ 戒厳令

目に飛び込む黑いサイドカー
将校達の重いブーツの音
汚れなぎ少女の悲鳴が
通行止めの向こうから聞こえる

闇を引き裂く戒厳令
ぁぁ 戒厳令

サイレンが街を包む今宵は死神のマン卜
赤レンガを叩く雨は地獄へと向かう人々の悲しみの涙
小烏たちの自由と平和への歌不安絕望に
女たちの祈りは悪魔への呪いへと変わりゆく

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Die Autobahn in der Nacht
Durchfährt im heftigen Regen
Der Asphalt wird das schwarze Plastik
Den Tropfen der Frontscheibe
Warnt das Autoradio vor Kreis
Die Belagerungszustand reisst die Nacht
Ach,Ach,Belagerungszustand
Plözlich erscheint der schwarze Beiwagenmaschine
Der schwere Ton des Dffiziersscheibes
Hilfeschrei eines reinen Mädchens
Bört man hinter “Gesperrt” hevor
Die Belagerungszustand reisst die Nacht
Ach,Ach,Belagerungszustand
Die Sirene heult jetzt in der ganzen Stadt
Wie Mantel Totenengels
Der Regen fällt auf den roten Backstein
Wie die traurige Trane deren
die nach Hölle gehen,Wie traurige Träne
Die Vögel singen die Fried und die Freiheit,aber
klingt es leider boffununglos
Das Gebet der Frauen zum heiligen Kreuze
weckselt ja mit dem Fluch über schwarze den Teufel

来たれ死よ

詞:小田島雄志/細野晴臣
曲:上野耕路

“来たれ死よ” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #8.

おざ来たれ 来たれ死期よ
悲しみのリンネルに
この身を横たえよう
いざさらば さらば息よ
冷血の美少女に
命を切り取られん
櫟の枝 経帷子の胸にさし
着せておくれ 二人とない
忠実な愛に死ぬものを
飾る為に

花一つ 一つでさえ
供えては下さるな
柩の黒い蓋に
友一人 一人でさえ
祈っては下さるな
哀れなこの骸に
誰も知らぬ遠い何処の山野辺に
埋めておくれ とめどもない
ため息で愛に泣くものを
避ける為に

青銅の軟体

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“青銅の軟体” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #7.

天をつく高さ 地をおおう大きさ
押しつぶす圧力 流動するエネルギー
巨大なる青銅の軟体

恐るべき重量に 沈みゆく地表
にぶく光る ゲル状の金属
増大する容積の化身

全てを飲み込み ふくらみ続け
視界にあふれ 形さえわからない
ユラユラゆれながら ゆっくりと動き出す

限りなき比重 膨張する体積
進みゆく威容 世界への威圧
巨大なる青銅の軟体

恐るべき重量に 沈みゆく地表
にぶく光る ゲル状の金属

アンナプルナの鐘

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“アンナプルナの鐘” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #6.

朝燒け染まる 頂よ
コロナに燃ゆる 銀の嶺

春まだ遠き 雪原に
真白に咲いた
不淨に滿ちた 現し世の
嘆きの尽きぬ 人の代に

汚れを知らず 清らかに
あおぐ心を
光のとばり 永えに
ほほえむ女神 そびえたつ山よ アソナプルナ

湖映す 山のはよ
風にたなびく 雲の旗

空の言葉よ 鐘の音の響き
ゴソぺの祈り こだまする
人の歷史は 移り行き
みにくきいくさも 続けども

汚わを知らず 清らかに
あおぐ心を
あたえる慈愛 永えに
ほほえむ女神 そびえたつ山よ アソナプルナ

或る雨の午后

詞:島田磐也
曲:大久保徳二郎
編曲:上野耕路

“或る雨の午后” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #5.

雨が降ってた しとしとと
或る日の午后の ことだった
君と僕とは 寄り添うて
雨の舗道を 濡れながら
二人愉しく 歩いたね

雨に濡れても 二人きり
或る日の午后の ことだった
肩を並べて 寄せ合って
話し疲れて どこまでも
二人黙って 歩いたね

雨が降ってる 今日もまた
或る日の午后を 思い出す
君と僕とは 別れたが
雨の舗道を 濡れながら
一人黙って 歩こうよ

海底トンネル

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“海底トンネル” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #4.

汽笛は 水圧をさく
陸地をむすび ゆくて海の底

動輪 枕木をうつ
闇に横たう 海底トンネル

速度は 地質つらぬく
くべる石炭 ボイラー火の子舞う

頭上にかすか 波の音
新天地へと はるか

走る 流線形
まっしぐら 北の海をくぐる

進め 弾丸列車
まっしぐら まだ見ぬ光めざし

煙突 黒煙をはく
にじむ海水 線路さびつかす

スチーム 蒸気ささやく
かなた横たう 海底トンネル

海底トンネル

ノンシャランに街角で

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“ノンシャランに街角で” is a song released by ゲルニカ and included on their third album 電離層からの眼指し as track #3.

春風テラスに 舞い踊る

すましたマダム ノンシャラン
シャボォかたむけ ノンシャラン
冬の嘆きも 懐かしい日々
花を胸に飾って 恋を歌おうよ
プロムナード小粋に 口笛吹きましょう

まわる パラソル
風がほどく シニヨン
色彩は ア・ラ・モード
可愛いシャルマン 愛しモナミ

華やぐウィンドゥ ノンシャラン
小脇のステッキ ノンシャラン
萎れたバラは 小鳥にあげて
緑芽吹くアベニュー くわえ煙草で
ペーブメントきどって 恋のスカラムーシュ