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カフェ・ド・サヰコ

詞:フォックス
曲:上野耕路

“カフェ・ド・サヰコ” is a song released by ゲルニカ and included on their first album 改造への躍動 as track #2.

私はここに 私を見つけて
誰も居無い 清潔なカフェ
あなたの好きな 珈琲のメニュー
考えながら 待っていた
心も麻痺する 長い時間
記憶の中の あなたを見つめて
狂った様に 繰り返す
数えきれない “I love you”
動きを忘れた 私の肉体
声を失なう 私の声帯
消滅して行く 私の言葉
残ったものは あなたの映像
再生されない 記憶の中に
一人たたずむ 見知らぬあなた
愛したはずの あなたを見つめ
無表情な 私の存在

ブレヘメン

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“ブレヘメン” is a song released by ゲルニカ and included on their first album 改造への躍動 as track #1.

時の無ひ ソワレ
言葉の無ひ スクリプト
問ひかける タンゴの音色
遠き日々の メモワアル
涙ぐんでも
フロアに砕けた ワイングラス
撲達は…

トガワ フィクション

曲:デニス・ガン

“トガワ フィクション” is a song released by 戸川純バンド and included on her third mini-album TOGAWA FICTION as track #5. The song was composed and arranged by her fellow YAPOOS member デニス・ガン. The song is instrumental.

Transcribed from generasia. Credit by Pikirumuzu.

さよならハニームーン

詞:水谷紹
曲:デニス・ガン

“さよならハニームーン” is a song released by 戸川純バンド and included on her third mini-album TOGAWA FICTION as track #4.

あがたがいいか 高田がいいか
特別な夜になんとふさわしいB.G.M.
さよーならハニームーン
出かける前に帰りたくなるだなんて
ほんとは知っていたわ
 時間がワインをお酢に変えました
 ずっとコルクさえ抜かなきゃ…あああ

麻布チャーチに直前の電話
あなた抜きの意味のないディナー、所在ない同級生
さよーならヴァージンロード
冷めたフルコースの
汚れたディッシュはさっさと片付けて頂戴な

 ウエディン•ケーキをひとりで切りました
 さあ皆さん、さあ拍手を…あああ

カウンセル・プリーズ

詞:水谷紹
曲:ナスノミツル

“カウンセル・プリーズ” is a song released by 戸川純バンド and included on her third mini-album TOGAWA FICTION as track #1.

ロに出して頂戴、お腹に溜めないで、頼みにして頂戴、役に立つわよ

外に出して頂戴、お腹に溜めないで、まき散らして頂戴、楽になるわよ

 殻をむいて、矢印にそって入ってらっしゃいな
 要らないソレは、ティッシュにくるんでポイッてしなさいな

全部出して頂戴、中にしまわないで、頼みにして頂戴、役に立つわよ

 殼をむいて、矢印の場所に入ってらっしゃいな
 要らないソレは、コップの中にぺッてしなさいな

もう、もう出たんですか?
いい、いい気分ですか?
ええ、もういいんですか?

 うれしんです、あなたがいかずにあることが
 うれしんです、あなたが今、さらしつ出す、事柄、それから、
 あなたが今、さらしつ出す、事柄、それから、ああ…

 おもうんです、あなたがいかずにあれたらと
 おもうんです、あなたを今、うかべつ見る、かのとき、そのさま
 あなたを今、うかべつ見る、かのとき、そのさま

 あなたは今、さらしつ出す、
 うかべつ見る、かのとき、そのさま、かのひと、そのこと

 殼をむいたら、矢印を逆にたどってらっしゃいな
 要らないソレは、便器の中にピュッてしなさいな

もう、もう出たんですか?
いい、いい気分ですか?
ええ、もういいんですか?
ええ、いま出すんですか?

はい、次。

オープン・ダ・ドー

詞:戸川純
曲:ホッピー神山

“Open the Door” is a song released by 戸川純バンド and included on her third mini-album TOGAWA FICTION as track #2.

社会性や公共性が希薄になる
人脈自ら断ち切ってくのか
Uh~、Uh~
食欲減退して痩せ細ってゆく
血圧上がったり下がったりの状態
Uh~、Uh~

外に出るのが HEAVY HARD
部屋から外に出るのが
人に逢うのが HEAVY HARD
やさしい友にでさえも

そんな友にも 義理を欠いたまま

電話の音が HEAVY HARD
耳を鬱いで 目を閉じ

外に出られない (出られない)
人間が怖くって

外界の音 HEAVY HARD
車の音はまだまし
ドアのチャイムが HEAVY HARD
人の声で嘔吐する

大丈夫かと 友から泣けるFAXが

人に逢うのが HEAVY HARD
地球上の人 全て

外に出られない (出られない)
コミュニケートができない

 光る あれは みごとな月
 みんな おなじ 月見てるの
 あんな きれいな月
 だって それだけが接点

食欲が減退して痩せ細っていく
血圧が上がったり下がったりの状態
Uh~、Uh~
安定剤と胃薬とミネラルウォーター置いて
煙草吸って平静ぶって立ち上がりたい
Uh~、Uh~

海の底より HEAVY HARD
なぜなら ここは世間だ
密林よりも HEAVY HARD
大自然っていいなあ

友がとうとう 助けに来てくれたが

ドアの向こうが HEAVY HARD
助けてと言いかけたが

外に出られない (出られない)
恋がしたかった 最期に

何とか現状打破 考えてみよう
それより行動だろ 行動だよ まずは
Uh~、Uh~

食欲減退してやせ細っていく
血圧上がったり下がったりの状態
Uh~、Uh~

安定剤と胃薬とミネラルウォーター置いて
煙草吸って平静ぶって立ち上がるのだ

社会性や公共性が希薄になる
恋がしてーよ 原動力だ
現状打破

拝啓、パリにて

詞:水谷紹
曲:吉田達也

“拝啓、パリにて” is a song released by 戸川純バンド and included on her third mini-album TOGAWA FICTION as track #3.

Transcribed from generasia. Credit by Pikirumuzu.

パリに来てます。
“貴方忘れ”の旅に出てます。
忘れられずに、便りしてると思わないで。
知らせたいの貴方に。
彼が岀来たの!

パリのヌーベル、パリのアンフォルメル。
耳に心地の、フランス言葉。
もしも彼が嘘をついても、わからないから好きよ。

エッフェル…塔がこんなに高かったなんて
凱旋…門は夜露に濡れていたなんて
シャンゼリ…ゼの夜は目的カップルだらけだったなんて、
“マドモアゼル•ジュン、エスクヴゼプレ?(用意は出来ましたか?)”

パリに来てます。
“貴方忘れ”の旅に来ました。
忘れられずに、便りしてると思わないで。
知らせたいのこれだけ。
パリは夜よ!

おしまい町駅ホーム

詞:水谷紹
曲:福岡ユタカ
弦楽編曲:ホッピー神山
弦楽:工藤弦楽四重奏団

“おしまい町駅ホーム” is a song released by 戸川純バンド and included on her third mini-album TOGAWA FICTION as track #6.

家に帰るのが苦手、戸が開かないんです
家出る時アタシ、カギかけたんです
行ってきますと、一人住まいの 家出る時アタシ、カギかけたんです

背の高い人は苦手、顔が見えないんです
低い方がアタシ、お似合いなんです
ただいま今日も、階段を降りて 地下鉄駅夜の ホームに帰るんです

このホームは、夜明け以外なら、どこへだって繋がってよ
次の駅に行くんなら、Dive into the railroad
終点まで行くんなら、Dive into the railroad
ここが嫌になったら、Dive into the railroad
いまが嫌になったら、Dive into the railroad-rail

ホントは元々アタシ、家などは無いんです
墜ちるというほどは、高くないんです
けっきょく今日も、階段を降りて 「おしまい町」駅の ホームで眠るんです

このホームは、あした以外なら、どこへだって繋がってよ
次の駅に行くんなら、Dive into the railroad
終点まで行くんなら、Dive into the railroad
ここが嫌になったら、Dive into the railroad
いまが嫌になったら、Dive into the railroad-rail

ここのホームは、安心して良くってよ、どこへだって抜け出せてよ
次の駅に行くんなら、Dive into the railroad
終点まで行くんなら、Dive into the railroad
ここが嫌になったら、Dive into the railroad
いまが嫌になったら、Dive into the railroad
違う場所に行くんなら、Dive into the railroad
眠る場所に行くんなら、Dive into the railroad
歩くより早いわ、Dive into the railroad
荷物置いてくわね、Dive into the railroad

The Homage for Jean-Luc Godard ~ movement #3

原詞:Areski Belkacem, Brigitte Fontaine [Comme à la radio]
作曲、編曲:ホッピー神山

“The Homage to Jean-Luc Godard – movement #3” is a song released by Togawa Jun and included on her second mini-album 20th Jun Togawa – 2003年再発特典盤 (first 1,000 copies) as track #1.

 poetry reading

taken from 戸川純『20th Jun Togawa (2003年再発:特典盤)』
GOD MOUNTAIN/2003.5.10/CD:GMCD-OOO Licensed by GOD MOUNTAIN

曲解說

今回の中でいちばん即興性が高い曲です。2002年6月8日に青山のCAYで『intoxicate〜GODARD MINUS ONE』というゴダール絡みのイベントがあり、ホッピーから「自分のコーナーで2曲一緒に何かやってくれない?」と電話があったので、1曲は「ラジオのように」をヘタクソなフランス語で即興で朗読して、もう1曲は「オール•トゥモローズ•パーテイーズ」を歌って帰ってきたら、実は録音してあったんですね。私は知りませんでした。しばらく経ってホッピーが「『20th Jun Togawa』を再発するから特典でつけていい?」と言うから、聴かせてもらって、OKしました。東口トルエンズのDVDを観た人は気づいているかもしれませんが、この曲は東口トルエンズのライヴのオープニング•テーマに使われています。久土君が私の曲をいっぱいMDでつなげたのをライヴ前の客入れの音楽としてかけていたのですが、最後に持ってきたのがこの曲でした。この曲が持っているインテリジェンスな雰囲気をブチ破るかのようにライヴが始まる、というのを久土君は狙ったみたいです。

All tomorrow’s parties

詞:Nico
曲:Richard Rodgers

“All tomorrow’s parties” is a song released by Togawa Jun and included on her second mini-album 20th Jun Togawa as track #6. The song is a cover of Nico’s song of the same name.

Original sunged by The Velvet Underground & Nico 1966.

performed by The SABOTEN
Hoppy Kamiyama,
Saguaro and DJ-Force

And what costume shall the poor girl wear
To all tomorrow’s parties
A hand-me-down dress from who knows where
To all tomorrow’s parties

And where will she go and what shall she do
When midnight comes around
She’ll turn once more to Sunday’s clown
And cry behind the door

And what costume shall the poor girl wear
To all tomorrow’s parties
Why silks and linens of yesterday’s gowns
To all tomorrow’s parties

And what will she do with Thursday’s rags
When Monday comes around
She’ll turn once more to Sunday’s clown
And cry behind the door

And what costume shall the poor girl wear
To all tomorrow’s parties
For Thursday’s child is Sunday’s clown
For whom none will go mourning

A blackened shroud, a hand-me-down gown
Of rags and silks, a costume
Fit for one who sits and cries
For all tomorrow’s parties