Posts Tagged '戸川純'

Fool Girl

詞:戸川純
曲:中原信雄
編曲:ヤプーズ

“Fool Girl” is a song released by ヤプーズ and included on their third album ダイヤルYを廻せ! as track #8.

朝霙まじりの空が 白い ねえあの家だけが火事で赤い
誰も気付かないの ああ誰にも見えないの

もう永いこと知り合いですね いつかの夏海で花火したね
誰も頷かないし 誰も答えないの

どうかまるい輪に入れて ねえ指に止まらせてよ

ネーバ ネバー I never can see the color blue.

何故か今日も違う 見えるものも聞くことも

ねえみんなあれを見て 青くない空を見て
煙吐く龍のような 火が見える私にだけ
精進しても どうしても見える

私の中の他人

詞:戸川純
曲:泉水敏郎
編曲:ヤプーズ

“私の中の他人” is a song released by ヤプーズ and included on their third album ダイヤルYを廻せ! as track #7 and the second single EP Men’s JUNAN as B side track.

ベリー・ショートのあの女と 一緒にいるとこ見ちゃった
別れてくれたはずじゃなかったの 貴方の身に危険が迫るわ
逃げるのよ 今すぐ 私から

Wow Wow Wow どす黒い血が 妙な音たてて動き出す
ああやだ私の中の誰かが 邪悪の闇から目を覚ます
逃げてよ さあ 今すぐ 私から

お願い 愛して いるから 出てって

ベビー&ヒールがチャンジで Wow Wow Wow I never forgive you.
冗談じゃない許しはしないわ ジャッジメント去勢してやる
逃がしはしないわ あたしから

Hate you 愛して いたのよ 裁きよ
Hate you Hate you
逃げて

ヒステリヤ

詞:戸川純
曲:戸川純
編曲:ヤプーズ

“ヒステリヤ” is a song released by ヤプーズ and included on their third album ダイヤルYを廻せ! as track #6.

あふれた涙で 育てた赤い花
吐しゃ物肥料に
血の赤にじんだような食虫植物
置いてゆくわ

ああこれからこの部屋でおこることすべて
貴方の幸も不幸も
充血した目のように見つめ続ける
私のかわり

あふれた涙で 咲かせたヒステリヤ
いろいろあったわよね覚えているわ
この花が

いろいろあったわよね覚えているわ
この花が

夜へ

詞:戸川純
曲:吉川洋一郎
編曲:ヤプーズ

“夜へ” is a song released by ヤプーズ and included on their third album ダイヤルYを廻せ! as track #5.

夜へと 闇へと 誘蛾灯の蛾のよう
聳え立つ山さえ 越え行くの こうべ上げ
反省なんかしてなくて 後悔こそしてないの
灯さがしにゆくとき 勇気とゆうより衝動
灯があるって信じるのは 希望とゆうより本能

夜へと 闇へと なんびとも阻止できず
刻々と 淡々と 凛凛として悠悠と
神は止められるって?いいえ神が行かせるの!
鳥たちがかえる 山さえ消えゆく
未知へと 闇へと 夜へと 闇へと

供述書によれば

詞:戸川純
曲:中原信雄
編曲:ヤプーズ

“供述書によれば” is a song released by ヤプーズ and included on their third album ダイヤルYを廻せ! as track #4.

従順ぽさや束縛だけが
友だったといや友だった上に
主義や主張を声高にして
訴えることも自粛して来て
善人になりたかった 良い人になりたかった

倫理道徳信じるだけの
品行方正自立欲もなし
正義や仁智を誰か相手に
呼ぶことすらもひかえて来たが
善人になりたかった 良い人になりたかった

なんでなんで こうなったのか

どこでどこで まちがえたのか

なんでこんな とこにいるのか

なんであんな ことをしたのか

瞬間・刹那の 選択・衝動
誰だって同じだ 他人事じゃないぞ

3つ数えろ

詞:戸川純
曲:吉川洋一郎
編曲:ヤプーズ

“3つ数えろ” is a song released by ヤプーズ and included on their third album ダイヤルYを廻せ! as track #3.

これからの一生と大事なものすべて
代償にしたっていいと答えが出た

*1
3・2・1・0(marder) デリンジャーでね
3・2・1・0(marder) ベレッタ U92F

あと3つ数えたら私は生きることが
生きるなんてことが怖くなくなるのよ
3・2・1・0(marder) デリンジャーでね
3・2・1・0

*2
高飛びして 山分けして
一生逃げながら遊んで暮らそう
たかがカウント・ダウンじゃん バカでもできるわ
怖くなんか怖くなんかないわ

このまま組織に追われ ずっと地の果てまでも
逃避行したっていいと 覚悟がある

*1 *2 *2 Repeat

Men’s JUNAN

詞:戸川純
曲:中原信雄
編曲:ヤプーズ

“Men’s JUNAN” is a song released by ヤプーズ and included on their third album ダイヤルYを廻せ! as track #2 and the second single EP Men’s JUNAN as A side track.

窓を割って入っちゃったよ お早う 露骨に嫌そうな顔にKiss
ネクタイしめてあげる 愛してる 度合い分
窒息しかかってる ふたりきり 会社休みな

総務部まで付いて来ちゃった 好きよ 同僚に引きずり出されるわ
きれいな花のような 理性で笑う秘書
ばかやろうライターで髪の毛 燃やしてやったよ

漠とした玉砕の意志は滾り行為へ いや増せよ
しかれどその心情は寂寥の荒野に あるぞかし

つらいんだねと私の為に それでも涙ぐんでるあなたの
涙はあまりに尊すぎて もう二度と二度とすまいと思う

鍵を壊し出てきちゃったよ お早う
社会に拒まれてるらしいが
実際個人的に隔離は嫌いなの
誰かが叫んでる 野放しは危険だなんて

みんなが辟易してるから OKここで割腹するわ
名刀 菊の本山 真横に一文字
それともコの字型 あきれてる勝手にしろと

劇甚の ダス・ゲマイネ いみじき愚行よりのがれまほし
かえりみれば興起はたして 擾乱の徒労になるぞかし

かわいそうに こんな女をそれでも抱きしめる ああ あなたの
腕の中で 二度ともう二度と ああ トレランスなあなたの受難

つらいんだねと私の為に それでも涙ぐんでるあなたの
涙はあまりにも尊すぎて もう二度と二度とすまいと思う

アンチ・アンニュイ

詞:戸川純
曲:泉水敏郎
編曲:ヤプーズ

“アンチ・アンニュイ” is a song released by ヤプーズ and included on their third album ダイヤルYを廻せ! as track #1.

*1 ルーズでアンニュイ かんべんして
けだるいとか I’m not born to アンニュイ tasty

たとえばドミノのスピード
ルガーの重さの興奮と
キャッシュ・サービスで指切るくらいの
シャープなピン札卸すのが好きよ

スリルでホラーな毎日
安手の映画ってとこね
危なっかしくて夜もおちおち
眠ってられないくらいに ステキ

Ah ダンディズムは ソリッド・ライフ

*2 アンチ・アンニュイ そうよわりと
タフってわけ Talking about my generation Aha

たいくつなんて意味も忘れたわ
Un~刺激なんて いつも
飢えたこともないし

*1 *2 *1 Repeat

サンプルA

詞:戸川純
曲:吉川洋一郎

“サンプルA” is a song released by ヤプーズ and included on Teichiku Works Jun Togawa 30th Anniversary Disc 2 (大天使のように) as bonus track.

青草の川辺に 落とす涙で
輝く川面に浮かぶ ウォー夕ークラウン
私は切なくて 泣かずにはおれない
私は切ないのよ ねえヒメジョオン

まだ冷たい川に 身体を沈めて
息が止まっても 誰も見つけないで
私は腐乱して 川に溶けゆく
私は川に溶けるのよ ねえヒメジョオン

この小川を流れて
やがて青い海へと
ああ8月の海になるわ
そうあの人は海が好きなの

漂う浜辺に あの人は来たわ
変わらぬ姿で 彼女と泳ぐのよ
私は嬉しくて 笑わずにおれない
私は嬉しいのよ ねえサンゴショウ

潮に乗って流れる 私を飲む喉へと
ああ8月の奇跡になるの
そうあの人と一つになるの
ああ誰一人知らぬことだなんて
私はおかしくて笑わずにおれない

 

大天使のように

詞:戸川純
曲:吉川洋一郎

“大天使のように” is a song released by ヤプーズ and included on their second album 大天使のように as track #10. The song was later included on their first best album ヤプーズベスト as track #10.

雨が降っていたわ とっても寒かった
フロントガラスを 打って流れる涙
雪が残ってたわ とっても寒かった
話しかけられも ああ話しもせずに

 五合目で青い車止めて
 最後の軽いキスを交わす
 桜もつつじの花も散って
 樹海は緑に萌ゆる

去る貴方は美しいわ 行かないでとすがる私より

雨が降っていたわ とっても寒かった
もう一言も言えなかった私

 苦渋を砂のように噛んで
 最後に振り返るとそこに
 ミカエル ガブリエルのように
 輝くあなたを見たのよ

去る貴方は美しいわ 大天使のように

雨が降っていたわ とっても寒かった
フロントガラスを 打って流れる涙
雪が残ってたわ とっても寒かった
もう一言も言えなかった私