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クラウド9

詞:キャリル・チャーチル
訳詞:松岡和子
補作詞:上野耕路

“クラウド9” is a song released by ゲルニカ and included on their second album 新世紀への運河 as track #6.

霧が立込め 夜は暗い
私は恋人と公園を散歩
僕のものになれば君は雲の上
ブランコに乗り媚薬あおり
やがて恋の翼 舞い降りて
私達を乗せて 空高く連れ去る

※クラウド9 クラウド9 雲の上は御用心
クラウド9 クラウド9 なにもかも逆様
二十五年のあいだ 相も変わらず クラウド9

十七の花婿 六十五の花嫁
リムジンのシー卜で重ねる情事
妻の恋人その子供達と
私の奥さんの恋人とがキッチンで
お料理なんてややこしい暮しぶり

※繰り返し

曲解說:

この曲は本来、同名劇劇中歌として作られた。5「少年の一番の友」と同じいきさつてある。ここでも上野と戸川の織りなすコンビネーションの妙は健在である。珠玉のような逸品と言えよう。

少年の一番の友

詞:キャリル・チャーチル
訳詞:松岡和子
曲:上野耕路

“少年の一番の友” is a song released by ゲルニカ and included on their second album 新世紀への運河 as track #5.

人生の辛い道を とぼとぼと一人歩く
友達なんか滅多に会えない
困った時の相談相手
喧嘩の時は情に厚く
寄り添う友は滅多にみつからない
だけど一人だけ 笑顔をなげかけて
誰よりも尊い愛を注いでくれる
そんな人がたった一人

どこでどんな目に会おうとも
忘れてならない教訓は
少年の一番の友だちはお母さん

だからお母さんは大切にして
やさしく白髪をなぜてあげよう
死んでしまったら
決して代りはないのだから

どこでどんな目に会おうとも
忘れてならない教訓は
少年の一番の友だちはお母さん

曲解說:

ここて歌われている内容は、普辺的に誰もが抱く母親への思慕と思って戴いて何等差し支えない。フロイト学說的深読みは取りあえずやめて聞くことにしよぅ。

そもそもこの曲はキャリル・チャーチル作木野花演出の芝居「クラウド9」の挿入歌として作曲され、劇中素晴しい演技を見せた戸川によって歌われた。