集団農場の秋

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“集団農場の秋” is a song released by ゲルニカ and included on their second album 新世紀への運河 as track #2.

地にうなるコンバイン
増産されるトラクター
降り注ぐ空中散布
生み落ちる鶏卵
運ばれるミルクポット
繰り返す品種改良
大規模な機械化
目ざましい五ヶ年の成果
収穫はグラフを突き抜ける
穀物の供給は食卓に満ち溢れる
集団農場はいまや秋
変りゆくツンドラ
拓けゆくシベリア
拡がりゆく肥沃な大地よ
みわたせば黄金の稔り
宴にはコサックの歌 声高らかに唄い
夕げにはサモワールが湧き立つ

曲解說:

ある日太田はシベリア寒波に身を晒しながらはるか憂鬱の大地に想いを馳せるのてあった。その時彼の耳は収穫を祝う喜びの歌声を確かに捕えた。それが彼をしてペンを走らせた樣である。

やがて来る冬の前の束の間の喜ひ、そして待ち焦がれた春……。今日、最後の白鳥がシベリアへと帰って行った。

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