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降誕節

編曲:国本佳宏

賛美歌106番「荒野の果てに」

Disambiguation

降誕節 (The Nativity)
Found on WE WISH YOU A MERRY CHIRISTMAS album as track #5. And TOGAWA LEGEND SELF SELECT BEST & RARE 1979 – 2008 album as track #12 on Disc 3. This is the original version.
We Wish You A Merry Christmas- (降誕節)
Found on Best Selection album as track #2. This is a remix of the original version but was released over 15 years earlier.

曲解説

実はこれ、メロディを一部間違えて歌っちゃってるんですよ。リリース後に気づきました。まっなくもってお恥ずかしい。¥ENレーベルでクリスマス•アルバムを作る企画が上がった時、「純ちゃんは何をやりたい?」と聞かれたので、「「降誕節」やりたいです」と素直に答えたら、歌わせてくれました。私、教会幼稚園だったから、クリスマスにはクリスマス会でイエス•キリストの降誕の劇をするわけですよ。その時の私の役が、天使。だけど、登場したらいちばん端っこにすっ飛ばされてしまいました。すごく存在感が希薄な子供だったので、写真でもクリスマス•ツリーの陰に隠れてしまっていましたね。でも一応初めてやった役が天使だったのは、ちょっと自慢かな。それに、人様の前で初めて歌った歌が賛美歌っていうのもちょっと素敵でしょ?

陸標

詞:上野耕路
曲:上野耕路

“陸標” is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #11.

真昼の陸標 まばらな人影
抱き合うつがいよ
緑青覆く瞳を持つ
騎馬像の台座に伏しくちづけを

進化の前兆 淘汰の囁き
明かされる秘密

朽ち果てたオベリスクの影
瞳を舐め 指が這う

二時の鐘の音 揺れる樹々に囲まれ
声をあげても 鳩は飛び立たないの

四時の鐘の音 そうよ永遠に
厭くことを知らぬ ふたり

繰り返す ヴェヌスの日々

夢の端々

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“夢の端々” is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #10.

思いおこせば 夢の端々
喜び 悲しみ 幾星霜
幸多かれと みかわす瞳
いっときの別れに 涙がおつる

あおき子よ 小手をかかげて
白きハンケチ ふりたまえ
今日 この場所 さようなら

思いかえせば 夢の端々
苦しみ 楽しみ 幾星霜
晴れがましくも 輝ける春
たがいの門出を 笑顔で飾る

あおき子よ 小手をさしだし
白き花束 受けたまえ
今日 この場所 さようなら

戒厳令

詞:太田螢一
德語譯詞: 天沼春樹
曲:上野耕路

戒厳令(小样,日语) is taken from GUERNICA IN MEMORIA FUTURI ~GUERNICA 20周年記念盤~ as track #14 on Disc 1.
戒厳令(德语) is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #9.

在夜间的高速公路上疾驰
持续的暴雨中
柏油如黑色的塑料袋
挡风镜上落下水滴
车用收音机里传来警报——

撕裂黑暗的戒严令
啊啊 戒严令

黑色摩托车飞入视线
军官们沉重的皮靴声
与被污辱的少女发出的悲鸣
从道路禁止通行的那一面传出

撕裂黑暗的戒严令
啊啊 戒严令

警笛声包围街道
今宵(夜幕)是死神的外套
急雨叩击红砖
那是不幸者们悲痛的眼泪
小鸟们对自由与和平的赞歌
透着不安与绝望
妇女们的祈祷
渐渐变作对恶魔的诅咒

Herb 译

来たれ死よ

詞:小田島雄志/細野晴臣
曲:上野耕路

“来たれ死よ” is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #8.

おざ来たれ 来たれ死期よ
悲しみのリンネルに
この身を横たえよう
いざさらば さらば息よ
冷血の美少女に
命を切り取られん
櫟の枝 経帷子の胸にさし
着せておくれ 二人とない
忠実な愛に死ぬものを
飾る為に

花一つ 一つでさえ
供えては下さるな
柩の黒い蓋に
友一人 一人でさえ
祈っては下さるな
哀れなこの骸に
誰も知らぬ遠い何処の山野辺に
埋めておくれ とめどもない
ため息で愛に泣くものを
避ける為に

青銅の軟体

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“青銅の軟体” is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #7.

天をつく高さ 地をおおう大きさ
押しつぶす圧力 流動するエネルギー
巨大なる青銅の軟体

恐るべき重量に 沈みゆく地表
にぶく光る ゲル状の金属
増大する容積の化身

全てを飲み込み ふくらみ続け
視界にあふれ 形さえわからない
ユラユラゆれながら ゆっくりと動き出す

限りなき比重 膨張する体積
進みゆく威容 世界への威圧
巨大なる青銅の軟体

恐るべき重量に 沈みゆく地表
にぶく光る ゲル状の金属

Annapurunaの鐘

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“Annapurunaの鐘” is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #6.

朝燒け染まる 頂よ
コロナに燃ゆる 銀の嶺

春まだ遠き 雪原に
真白に咲いた
不淨に滿ちた 現し世の
嘆きの尽きぬ 人の代に

汚れを知らず 清らかに
あおぐ心を
光のとばり 永えに
ほほえむ女神 そびえたつ山よ アソナプルナ

湖映す 山のはよ
風にたなびく 雲の旗

空の言葉よ 鐘の音の響き
ゴソぺの祈り こだまする
人の歷史は 移り行き
みにくきいくさも 続けども

汚わを知らず 清らかに
あおぐ心を
あたえる慈愛 永えに
ほほえむ女神 そびえたつ山よ アソナプルナ

或る雨の午后

詞:島田磐也
曲:大久保徳二郎
編曲:上野耕路

“或る雨の午后” is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #5.

雨が降ってた しとしとと
或る日の午后の ことだった
君と僕とは 寄り添うて
雨の舗道を 濡れながら
二人愉しく 歩いたね

雨に濡れても 二人きり
或る日の午后の ことだった
肩を並べて 寄せ合って
話し疲れて どこまでも
二人黙って 歩いたね

雨が降ってる 今日もまた
或る日の午后を 思い出す
君と僕とは 別れたが
雨の舗道を 濡れながら
一人黙って 歩こうよ

海底Tunnel

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“海底Tunnel” is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #4.

汽笛は 水圧をさく
陸地をむすび ゆくて海の底

動輪 枕木をうつ
闇に横たう 海底トンネル

速度は 地質つらぬく
くべる石炭 ボイラー火の子舞う

頭上にかすか 波の音
新天地へと はるか

走る 流線形
まっしぐら 北の海をくぐる

進め 弾丸列車
まっしぐら まだ見ぬ光めざし

煙突 黒煙をはく
にじむ海水 線路さびつかす

スチーム 蒸気ささやく
かなた横たう 海底トンネル

海底トンネル

ノンシャランに街角で

詞:太田螢一
曲:上野耕路

“ノンシャランに街角で” is a song released by GUERNICA and included on their third album 電離層からの眼指し as track #3.

春風テラスに 舞い踊る

すましたマダム ノンシャラン
シャボォかたむけ ノンシャラン
冬の嘆きも 懐かしい日々
花を胸に飾って 恋を歌おうよ
プロムナード小粋に 口笛吹きましょう

まわる パラソル
風がほどく シニヨン
色彩は ア・ラ・モード
可愛いシャルマン 愛しモナミ

華やぐウィンドゥ ノンシャラン
小脇のステッキ ノンシャラン
萎れたバラは 小鳥にあげて
緑芽吹くアベニュー くわえ煙草で
ペーブメントきどって 恋のスカラムーシュ